12月12日(金)音楽療法士の北畑道子先生を講師に招き、「楽器を使わない音楽レクリエーション」というテーマで講演いただきました。
普段、地区指導者の皆さんに介護予防教室を行っていただく公民館には、楽器等の準備がない場合も多いですよね。そこで今回は楽器がなくても楽しめる音楽レクリエーションを教えていただきました。
まずは介護予防教室で歌う歌を12か月分考えてみましょうということで、季節に合った歌を書き出していきました。『お正月』を1月にあげた方が多かったのですが、先生から「歌詞を良く思い出してみて」と言われ声に出して歌ってみました。「♪もういくつ寝るとお正月~」そうです、この歌はお正月を楽しみに待つ12月の歌なのです。それに気づいて皆さん大笑いでした。
次に歌詞の書き写しをしてみました。『村の鍛冶屋』には普段使わない難しい漢字がいくつも出てきて、皆さん四苦八苦していましたが、「地区で行う場合、難しいという声がたくさん出ると思うけれど、脳への刺激にはそれがちょうどいいんですよ」というお話を聞き、真剣に書き写していました。
その後は、「書く」を「描く」へ発展させました。『お正月』の歌詞を書き出し、そこに出てくる物や風景を絵にしていきます。当日は時間の都合で絵を描くところで終了しましたが、描いた絵に色を付けてから歌うと、歌声が全く違う素晴らしいものになっているそうです。
8月の介護予防指導者養成研修で北畑先生に紹介していただいた『われは海の子』の替え歌『われは山の子(小諸の子)』ですが、研修後、区に持ち帰って皆さんで作っていただいた歌が、続々と社協へ届いています。今回はその歌詞を紹介し、参加者の皆さんにも作詞してもらいました。更に『雪山賛歌』も替え歌にしたのですが、「市内68区分の歌が出来たらいいな」という思いから、ご自分のお住まいの地区の歌を作っていただきました。皆さん名所や地区への思いを上手に歌詞に込めてくださり、素晴らしいものが出来ました。